SNSのある効能に気が付いた

アイディア

4年前くらいは毎日SNSで友人の投稿をつらつらと見ながら、

「あ~充実した毎日を送っているな~。いいな~。」

一言で言うと「嫉妬心」を抱いていたのを鮮明に覚えている。

そして、当時いろんな意味で余裕がなくて自分はもしかして不幸なのではないかなどと考えてしまい、夜も眠れなくなるようなことがあったと記憶している。

転職を境にSNSとは無縁の生活になると、遠方にいる友人や知人の近況など、全然入ってこないのでそんな「嫉妬心」を持つこともなくなった。

そのときに思ったのは、SNSでの投稿は基本的に人生の美化された部分(すべてではないが多くがという意味で)ばかりなのではないかということである。自分もSNSでこれまで様々な投稿をしてきたが(今後もしていこうと思うが)基本的に自分をよく見せようとしているようなものが多い気がしている。少なくとも、だめな自分をさらすために投稿しようという人間はかなり少数だと思う(でもそんな投稿が自然にできると面白いかもしれないとも思う。してみようかな…)

つまり、他人のうまく編集された人生の断片を見て、自分と比較して勝手に不幸な気持ちになっているということだ(歪んだ見方をしているという人もいると思うが…)

しかし、このことを勘定したとしてもやはり、何かしらの「嫉妬心」を発揮してしまうのだ…

実は今日、久々にSNSで友人や知人の投稿などを見て、近況を知ることができた。うれしく感じることがある一方で、少々の「嫉妬心」みたいなものはゼロではない(そんなとき、自分ってほんと小さい人間だなと思う…)

そこで、どうして自分は「嫉妬心」みたいなしょぼい感情を、しかも友人などに抱いてしまうのかを真剣に考えてみた。なぜなぜなぜ。自問自答すること。30分くらい。それだけっ?と思うかもしれないが一人で自分はなぜ人に嫉妬心を抱くのかと突き詰めて考えるのはつらいものがあるのだ。

そこで得た今日の私の答えは

今の自分に本当に満足していないから。

私には妻がいて息子がいて、みんな健康に楽しく日々を過ごしている。はっきり言って幸せだ。家族で過ごす時間は格別である。しかし、他者に対して「嫉妬心」を抱くということは、自分の人生の中に足りないものがあると感じているのだと結論づけた。

そこにあるものに目を向けて幸せを感じなさいと自己啓発の本に書いているのはこれまで飽きるほど見てきたし、それは間違いではないと思う。でも、現状に満足してしまうとそれ以上の発展はあり得ないとも思う。

つらつらと書いてきたが「SNSの効能は?」という結論。

1. 友人・知人のSNS投稿を閲覧

2. 「嫉妬心」が生まれる

3. 「嫉妬心」の中身を掘り下げる

4. 自分の人生に欠けている「何か」に気が付くことができる

Saika Yuta
written by

1987年生まれ。小学1年でバレーを始める。小·中学校時には計4回全国大会に出場。中学3年時は香川県代表の主将としてJOC出場。高校では、進学校にて春高出場を目指す。大学進学を機にバレーから離れるが高校教員となりバレー指導に没頭するように。そんな日々の中、バレー選手になるという夢を諦めきれていない自分に気がつき、教員を辞めバレー選手となるためドイツ·ベルリンへ。生活基盤が整い始めた矢先、息子が大怪我をして急遽帰国。息子の回復後は北海道へ移住しクラブを設立し、コーチングを生業とするように。その後、縁あって仙台市を拠点に活動するリガーレ仙台(当時:V2リーグ)のヘッドコーチに就任。ワンシーズン指揮を執る。2024年7月より、シンガポールの育成クラブにてコーチング活動に従事。

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