ミニマリズムはマキシマリズム?

アイディア

意味不明な題名だと思う人は、おそらく9割だと思う。

この文章を読み終わる頃には、題名の意味が分かってもらえるとうれしい。

さて、ミニマムとは日本語で「最小」、マキシムは日本語で「最大」と訳せるのだが、対極にある言葉だ。これが「最小は最大」となっているものだから、これだけでは日本語を十分に使えていない日本語ビギナーであると言われるかもしれない。しかし、ここで伝えたいことはこんな表面的な話ではない。

ミニマリストとは

「ミニマリスト」という言葉を聴いたことがあるだろうか。日本語で訳すなら「最小主義者」といったところであろう。最小限のものだけで生活を送るというものであるが、どうやらこの言葉が流布し出したのは2011年頃らしい。何かの記事で読んだような気がするが東日本大震災の経験から「たくさんのものに執着していても幸せにはなれない」と人々が感じたといった内容だったと記憶している。

この「ミニマリスト」を実践している有名人でいうと、おそらく誰もが知っているアップル創業者であるスティーブジョブズやフェイスブック創業者であるマーク・ザッカーバーグである。

彼らを見たことがある人は思い出してみてほしい。「そう言えば、いつも服が同じ」と気がつかないだろうか。彼らは、同じ服しか着ないそうである(もちろん季節によって多少は変わると思うが、基本的にという意味で)

なぜ、こうした人たちが同じ服を着続けるのかというとそれは一日の選択する回数を一回でも減らすため

なかなか極端なことを言うな~と思う人もいるだろう。もちろん彼らは経営者であり、一般人よりも一日に多くの難しい判断と選択をしていかなければならないだろう。しかし、私たち一般人だって結構多くの選択をしているものである。

まずは、朝起きるとどの服を着ようかを決め、何を食べるか決める。そして、家を出るときにどの靴を履くかを決め、どの道を通って通勤しようか考える。

朝の一コマを切り取っただけでこれだけの「些細な選択」がある。諸説あるが、約9,000回もの選択をしているとのこと。

「選択」についてもっと知りたいという方、興味のある方はこちらの書籍をどうぞ⇩

ミニマリストになるメリット

話を「ミニマル」という言葉に戻すが、最小限のものに囲まれて生活するということのメリットは、以下の通りだと感じている(ミニマリストになろうとしつつある私の実感)

選択の回数が減少する

所有する物が減るということはもちろん購買の機会も減少するので、何かを買うことに悩む回数・時間が減る。所有物が減るので、どの所有物を使用するのかを選択する必要がない。こうした積み重ねによって自分の時間を最大化できる。

節約することができる

物を買う事が減るので、単純に支出が減少する。また所有物が少なることで、一つ一つのものにお金をかけて良いものを購買するようになる。その結果、良いものは長持ちするのでさらに節約に繋がる。自分が所有するものへの投資を最大化できる。

自分にとって大事なことに集中できる

ものを削っていく中で思考がシンプルになり、自分の中心(自分が本当に大切だと感じているもの)が何かが見えてくる。そうすると、上記2つのメリット「時間とお金の最大化」と掛け合わせて、自分の大事なことにすべてを投資することができる。そうすることで、達成したいことを効率よく成し遂げたり、人生への満足感を感じることができる。

有限なる人生を生きる

結論に入りたいと思うが、「ミニマムはマキシム」の意味がぼんやりとでも見えてきたと感じてもらえるとうれしい。

人生は有限だ。

有限だからこそ、無駄を最大限に削る(ミニマムにする)。そうすることで大事なものに対する「時間」や「お金」の投資を最大化(マキシムにする)することができるのだ。

そして、大事なものへの投資を最大化できたときの結果は、誰が見ても明白だと思う。

人生は確実に豊かになる。

最後に私がこれまで読んできたミニマリズムについて深く学ぶことができる至極の書籍を2点に絞ってご紹介したい。

Saika Yuta
written by

1987年生まれ。小学1年でバレーを始める。小·中学校時には計4回全国大会に出場。中学3年時は香川県代表の主将としてJOC出場。高校では、進学校にて春高出場を目指す。大学進学を機にバレーから離れるが高校教員となりバレー指導に没頭するように。そんな日々の中、バレー選手になるという夢を諦めきれていない自分に気がつき、教員を辞めバレー選手となるためドイツ·ベルリンへ。生活基盤が整い始めた矢先、息子が大怪我をして急遽帰国。息子の回復後は北海道へ移住しクラブを設立し、コーチングを生業とするように。その後、縁あって仙台市を拠点に活動するリガーレ仙台(当時:V2リーグ)のヘッドコーチに就任。ワンシーズン指揮を執る。2024年7月より、シンガポールの育成クラブにてコーチング活動に従事。

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