欲求の最適割合

アイディア

昨日はバレンタインデーということでモテる男は、チョコチョコしい一日を送ったのではないでしょうか。

チョコチョコしているとあっという間に、体重が増えてしまいますね~。う~食欲が!!

さて、今日は欲求について考えていこうと思います。

まず語弊を恐れず言うならば、人間は毎日、自分の欲求を満たすために生きているといっても過言ではありません。

生きていく上で、軽視できない欲求については有名なマズローの五段階欲求でうまく説明されています。この5段階欲求のピラミッドは底辺部分から、生理的欲求・安全欲求・社会的欲求・尊厳欲求・自己実現欲求と上に行けば行くほど高次なものになると考えられています。

このマズロー教授が考えた説と自分の持つ経験を照らし合わせてみると、自分の中で腑に落ちたことがありました。それは、自分の欲求の総数が100欲(単位を私が、勝手につけました)だと考えたときに、この100欲は様々な欲求で構成されることになります。例えば、こんな人たちがいると想定してみましょう。

Aさん(食欲:50欲/性欲:30欲/睡眠欲:20欲)←コメント:とても動物的ですね。

Bさん(尊厳欲求:70欲/自己実現欲求:10欲/欲食欲:10欲/性欲:10欲)←コメント:自己顕示欲超強そうですね。あまり関わりたくない。

これらは、かなり極端な例ですがだれもが100欲しか持てないと考えてみるとどうでしょうか。このように考えた場合、あなたの欲はどのような割合になっていますか。自分で細かく自分の欲求について分析してそれぞれの割合について細かく考えてみると面白いかもしれません。

自分の欲求についてしっかりと分析できたら、次は自分の欲求の最適割合について考え直してみてください。

例えば、食欲が40欲あるとしたら「あ~食欲が強すぎる。最近は食欲を発揮しすぎやな~。よし!食欲を20欲にして余った20欲を自己実現欲求にまわそう。」みたいな具合にです。

自分が一日に行使できる「欲求」が100欲しかないと考えてみると、欲求の構成や比率によって人生が大きく決定づけられるということが実感できるのではないでしょうか。私自身を振り返ってみると生理的欲求の比率が高く、その欲求を先に満たしてやってしまうことで、その他の欲求(マズローの説で言われている高次元のもの)の優先度は低くなってしまいます。

分かりやすくいうと「おいしいものをたらふく食べたらもうほかに何をする気もなくなって寝てしまった。」といった感じでしょうか。こういう状況ばかりを自分で創り出してしまうと、自分が心から実現したいと思っていることを実現しようとする欲求も次第に減退傾向へと突入していくでしょう。

こうした気付きから私は半年以上、プチ断食をしています。簡単に言うと朝ごはん抜きです。朝ごはんを食べないと力がでない。頭が働かないと小学生の頃から言われて久しいですが、僕に関していうとまったくその逆です。空腹状態が続いているとめちゃくちゃ頭が冴えます。

自分の生理的欲求をコントロールできるようになると、それより高次の欲求を満たそうとするセンサーが発動するように感じます。中学時代の保健で「昇華」という言葉を学びましたが、まさにそんな感じです。

最後に、こんな言葉を紹介します。ヨガの有名な教義だそうです。プチ断食家の私にも少しは分かる気がします。

腹八分目で医者いらず。腹六分目で老いを忘れる。腹四分目で神に近づく。

Saika Yuta
written by

1987年生まれ。小学1年でバレーを始める。小·中学校時には計4回全国大会に出場。中学3年時は香川県代表の主将としてJOC出場。高校では、進学校にて春高出場を目指す。大学進学を機にバレーから離れるが高校教員となりバレー指導に没頭するように。そんな日々の中、バレー選手になるという夢を諦めきれていない自分に気がつき、教員を辞めバレー選手となるためドイツ·ベルリンへ。生活基盤が整い始めた矢先、息子が大怪我をして急遽帰国。息子の回復後は北海道へ移住しクラブを設立し、コーチングを生業とするように。その後、縁あって仙台市を拠点に活動するリガーレ仙台(当時:V2リーグ)のヘッドコーチに就任。ワンシーズン指揮を執る。2024年7月より、シンガポールの育成クラブにてコーチング活動に従事。

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