ワーキングホリデービザについて考える

アイディア

先日、ドイツに滞在するために必要なワーキングホリデービザの申請に行ってきました。準備から申請手続きまでなかなか手間取ってしまいました。分からないことが都度出てくる感じがなかなかにストレスフルでした。

まずはじめに、そもそもドイツに渡るためにビザの取得は必須なのかというとあなたの疑問(勝手にすみません)にお答えしたいと思います。

日本国籍を所有しており、かつ90日までの観光目的の滞在であれば必要ありません。

「えっ?90日もビザなしでドイツに滞在できるの?」

と思ったそこのあなた。さらにびっくりさせましょう。

ドイツを含む下記のヨーロッパ諸国であれば、パスポートなしで自由な移動が認められています。
(ヨーロッパでの移動にパスポートは必要ありませんが、パスポートの所持は必要です)

ほとんどのヨーロッパ諸国が名を連ねていますね!!

オー ストリア、ベルギー、デンマーク、チェコ、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイスランド、イタリア、ラトビア、リトアニア、リヒテンシュタイン、ルクセンブルク、マルタ、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、スロバキア、スロベニア、スペイン、スウェーデン、 スイス

恐るべきシュンゲン協定

ヨーロッパ諸国間の行き来を自由にできるのにはもちろん理由があります。そう、泣く子も黙るシュンゲン協定の存在です。

シュンゲン協定とは…

・シュンゲン協定に参加する国々での国境管理を廃止

・シュンゲン領域外から域内に入る渡航者に対し、共通のビザの発給基準を定めている。

・シュンゲン領域内で、EU市民であるかEU域外国の人であるかにかかわらず、パスポートなしで自由な移動が原則的に認められている。

・日本国籍を所有していればビザ取得の必要がない。(日本国籍でなければビザが必要である場合もある)

▷シュンゲン協定について詳しい内容は下記をご確認ください。
外務省

▷シュンゲンビザについて詳しい内容は下記をご確認ください。
ドイツ外務省

ワーキングホリデービザはチャンスを掴む最強のビザである

話が逸れてしまいましたが、90日以内の観光目的でヨーロッパを訪れるのであればパスポートだけで十分なのですが、私の場合はドイツに移住して生活していくつもりですので、長期滞在が可能で労働が許されているビザを取得する必要がありました。そこで選択肢に上がってきたのはワーキングホリデービザのみ。

そうなんです。企業との雇用契約があるわけもなく、語学留学を目的とする学生でもない私にとってこのビザ以外の選択肢がなかったのです。ビザについての知識が全くない私はワーキングホリデービザに対して正直良いイメージを持っていませんでした。率直に言うと、

「ワーキング?ホリデー?。働くのか?それとも遊びに行くのか?よく分からないネーミング。はっきりせい!自分探しの旅をいつまでも続けている人が使うようなビザでしょ。海外行くなら、語学留学という目的や働くと行った明確な目標を持って行くべきでしょう。なんて、中途半端なビザなんだ。」


正直こんなイメージを少なからず持っていました(少しディスりすぎ)。しかし、ドイツのベルリンに行くためにこの選択肢を行使するしかなくなった私は、仕方なく当ビザについて詳しく調べていくことになります。すると、上記のネガティブで失礼なイメージが徐々に払拭されていったのです。無知って本当に怖い。

ワーキングホリデーとは

・滞在可能な期間は3ヵ月以上1年以内で、最長365日、ドイツで働くことができる。

・申請できるのは人生で1回限り。

・日本国籍を有している。

・18歳以上であり、申請時に31歳に達していない。(31歳の誕生日までに申請)

・親族(子供など)が同行することはできない。

私が考えるこのビザの素晴らしいところは、一言でいうと比較的誰にでも簡単に取得でき、自由度が圧倒的に高いという点です。

もちろん、いくつか条件がありますが、日本人の若者であれば比較的、容易に取得が可能です。ただ、私にとってどうしても引っかかる条件が一つありました。それは、親族が同行出来ないという点です。家族と一緒に渡れないのです。こればっかりはどうしようもないため私は単身で渡独し、後からビザを切り替えて家族を呼ぼうと考えています(家族移住することは私の大きな目標の一つであるため、ビザの切り替えについては後々、書いていきたいと思っています)。

また、このビザを所得することを決定づけたのは条件の一つでもある、31歳の誕生日までに申請する必要があるという点です。私は5月生まれなので、後一ヶ月半程度で、生涯ワーキングホリデービザを行使できなくなるということになります。このことを知った私はこう思いました。

これは神様が私にワーキングホリデービザを取得して、ドイツに渡れ、チャンスを掴めとおっしゃっている。

と激しい思い込み、ビザ取得を決断しました。こうした直感的なものって論理的ではないけれど大事にして生きてきたし、そういうときってうまくいくのが経験的にわかるんですよね。思い込みってすごく大事。

申請までの準備やビザ取得までについては後ほど、書いていきたいと思っています。難しくはないのですが何かとつまづくことが多く、手こずったという印象です。私の失敗談も交えて書いていく予定です。
(現時点(2018年4月3日)では、実はまだビザが届いていません(笑))

ワーキングホリデービザから始まる海外生活

大学時代に3ヶ月半程度の留学以来となる海外生活が9日後には始まリます。
不安がないというとそれは嘘です。しかし、これまでビザについて調べたり、詳しい人に海外生活の話を聞いたり、そして、新しいことに取り組んだりしていくことで、一つひとつ問題解決をしてきたという実感があります。

これらのプロセスはストレスフルであったり、スリリングであったりもします。がしかし、生きているという実感を伴って日々を過ごしている感じが大好きです!!

やらなくてはいけないではなくやりたい。こんな感じの思考になっていきます。

ワーキングホリデーから始まる海外生活。いつからでもチャレンジするのは遅くないはずです。そう信じています。

Saika Yuta
written by

1987年生まれ。小学1年でバレーを始める。小·中学校時には計4回全国大会に出場。中学3年時は香川県代表の主将としてJOC出場。高校では、進学校にて春高出場を目指す。大学進学を機にバレーから離れるが高校教員となりバレー指導に没頭するように。そんな日々の中、バレー選手になるという夢を諦めきれていない自分に気がつき、教員を辞めバレー選手となるためドイツ·ベルリンへ。生活基盤が整い始めた矢先、息子が大怪我をして急遽帰国。息子の回復後は北海道へ移住しクラブを設立し、コーチングを生業とするように。その後、縁あって仙台市を拠点に活動するリガーレ仙台(当時:V2リーグ)のヘッドコーチに就任。ワンシーズン指揮を執る。2024年7月より、シンガポールの育成クラブにてコーチング活動に従事。

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