本日13時のフライトで日本を発ちます。
これまで日本を離れて生活する経験は大学時代の三ヶ月半の留学だけ。しかし、手厚いサポートと日本人留学生に囲まれての生活とは違い、今回は一人。
家も決まっていない。現地語も話せない。活動先も決まっていない。もはや浪人。
ここから自分で生活基盤をつくり、言葉を覚え、自分のしたいことをできる状態を作り出せるか。あらゆる不確実性の海に飛び込んでいくことになります。ここから自分がどうなるかわからない。今まさにそんな状態にあるわけですが、
自分は何者なのか。いやむしろ何物になれるのだろうか。そんな気持ちでいます。
そんなときにある言葉が頭に浮かんできました。
熱く冷静に
私のこの言葉に対する解釈は、燃えたぎるような情熱を持ちつつ、感情を一切排除した状態で最適な解を出そうとする姿勢で、物事に取り組んでいくこと。この言葉との最初の出会いは高校時代。バレーの試合会場に吊るされた、真っ青な大きな垂れ幕に大きく書かれていた。
さて、この垂れ幕を作った人こそ、春高バレーで何度も優勝している東九州龍谷高等学校の名将、相原昇監督である。彼は、「熱く冷静に」を体現している人物だと思う。彼の試合中のパフォーマンスとインタビューなどを合わせて見聞きすればすぐにそれはわかるだろう。
熱く冷静に
この言葉は、バレーボールに限って適用されるようなものではない。チャレンジを続ける人にとっては、一つの哲学だといっても過言ではない。
出発の今日、この言葉が一番に頭の中に浮かんできた。
潜在意識から出てくる言葉には自然と強い信頼を覚えてしまう。
この言葉を携えて、新たな一歩を踏みだそう。