私自身、人のことを批判的に見て偉そうに評価するような悪い癖があり、他人の悪口を言っているうちに多くの時間が経つようなこともしばしばありました。そして、自分でもそんな自分に嫌悪感を抱いて、何度も直そうとしてきました。
そして、最近の自分を振り返ってみるとあまり他人のことをどうこういう事は減っていることに気がつきました。
「人は人だからな~。」という結論に至ることが増えました。
他人のことをとやかく言うことも減ったように思います。どうしてこんな風に思えるようになってきたのかと考えてみると、他人と自分を同じ土俵で比較することをしなくなったからなのかなと思います。
同じ土俵というのは自分の価値観ということで、自分の価値観(ものさし)で他人を測るとそりゃ不満も出ます。それぞれ、まったく違った経験を経てきたわけで、自分の価値観で人を測るなんてあまりに乱暴だと今は思えるようになってきました。だから、悪口って結局は自分を肯定したいだけなんだなと思います。自分のものさしで他人を測って、不満を垂らす。こうすることで、自分は間違っていないということを確認しようとして(本当はできないのですが…)自己肯定するのだと思います。
こんなふうに考えられるようになってきた私ですが、まだまだまだまだまだまだ未熟モノで、最近多くの悪口を言ってしまうという愚行に走ってしまいました。そして、しっかり自分で振り返りを行い、以下のようなことを考えました。
・悪口言っているときは、自分が悪口を言っているという意識があまりない。
・悪口言っているときは、なんだかすごく気持ちがよい気がする。
・悪口終わった後は、なんか気持ち悪い。なんか罪悪感がある。
・悪口言った次の朝って、なんか気分悪い。もやもやする。
これらの感覚って何だか、夜遅くにファストフォードを腹いっぱい食べたときの症状に似ていませんか?笑
私の感覚なので、分かりませんが多くの共通点があるように思います。
中毒性があって、気持ちよくって、でも体には滅茶苦茶悪い。
これ、怖いですね。意識的に自分から遠ざけないといけません。
あと、書きながら思いましたが、悪口言っているときの自分の状況っていつも暇なときです。前を向いて、「今」に集中して、自分の力を最大限発揮しているときは悪口言っていません。