ワーク・ライフ・バランスの日本語訳は「仕事と生活の調和」!?

アマゾンのCEOジェフ・ベゾス氏が、

「ワーク・ライフ・バランス」ではなく「ワーク・ライフ・ハーモニー」が目指すべき姿である

と語った記事を読んだ。

心に響いたのでツイートしてみたのだが、改めて「ワーク」と「ライフ」について考えてみようと思った。

「ワーク・ライフ・バランス」の驚きの定義

まずこの言葉がどのように定義されているのかを調べてみた。

政府広報オンラインにワーク・ライフ・バランスについての定義が記載されていたので引用しよう。下記の通りである。

皆さんは、「ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)」という言葉をご存じですか?働くすべての方々が、「仕事」と育児や介護、趣味や学習、休養、地域活動といった「仕事以外の生活」との調和をとり、その両方を充実させる働き方・生き方のことです。

さて、この定義を見て、「あれっ?」と気づいてくれた方も多いだろうが、この定義によると「バランス(balance)」という言葉は「調和」という意味で訳されているようだ。しかし「調和」は直訳すると「harmony」である。

「???」

たくさんのクエスチョンマークが頭に出てきたのだが、要は日本で使われている「ワーク・ライフ・バランス」はベゾス氏の言うところの「ワーク・ライフ・ハーモニー」と同義ではないかと思い始めたのである。

一つの単語でこれほど印象が変わるとは恐ろしい

なぜ、調和を「バランス」という言葉で表現したのか政府広報の意図は私には分からないが、少なくとも私自身は「ワーク・ライフ・バランス」という言葉を次のような意味で理解していた。

仕事と生活の間にはっきりとしたメリハリをつけて、これらの均衡を保てるようにしよう。

このように理解していたため、この言葉が好きではなかった。「仕事」は「生活」のために行っているもので、「仕事」は「生活」とは「別物」だという意味合いを感じてしまうからだ。

もちろん、仕事はお金を稼いで生活していくために必要だというのは事実だ。
しかし、誰も生活のためだけに仕事をしているのではない。仕事をしているその瞬間瞬間も含めて人生の一部である。

私の目指す働き方「ライフ=ワーク」

では、ベゾス氏のいう「ライフ・ワーク・ハーモニー」の意味するところをツイッターで紹介した記事の中から引用してみよう。

仕事と仕事以外の生活は、よりホリスティックな関係にあるというのがベゾス氏の考えだ。

ホリスティックというのは「全体性」という意味である。

「なるほど」という気持ちと少し私の理想とする働き方とは違うといった印象を受けた。

それは、上記の定義では「仕事」と「それ以外の生活」といういったように分けて、人生を考えているからである。

そこで、私の理想とする働き方についてじっくりと考えてみた。

それを英語を使って表すなら「ライフ=ワーク」である。説明するとこうだ。

人生(ライフ)の中のあらゆる活動は全て仕事(ワーク)である。

お金をもらってする仕事もワーク

家に帰って家事を手伝うのもワーク

自分の趣味に没頭することもワーク

家族と休日を過ごすのも、旅行に行くのもワーク

全てをワークとして捉えるのである。

ワークというとしばしば「労働」と捉えられがちであるが、私の意味するワークは違う。

このように考えていくと、仕事と生活を分けて考えることがバカバカしくなってはこないだろうか。

あくまで考え方の問題といえばそれまでだが、認識を変えてみると人生の捉え方まで変わってしまうことがある。

こんなことを考えながら、ブログを執筆している。

これも私にとってワークである。そして同時にライフでもあるのだ。

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