バレーボールは最強のコミュニケーションツールである

明日、7月20日をもって約4年間続けてきたバレーボールクラブの活動を中止します。

色々な想いが頭の中を渦巻く中でも、特にいま感じていることを徒然に書いてみたいと思います。

200名を超えるプレーヤーとの出会い

この約4年間のクラブ活動に参加してくれたプレーヤーは200名超。

香川県内の小学生・中学生、初心者から経験者まで様々なプレーヤーとバレーボールをしてきました。クラブの立ち上げ時、小学生だったプレーヤーも今では高校生になっていたりします。彼らの小学生時代を思い出すと本当に懐かしい気持ちになります。

バレーボールがなければ彼ら・彼女らに出会うことがなかったと思うと、不思議な気持ちになると同時に今の自分はここにいないとさえ思います。バレーボールによって生まれた出会いが自分の人生に大きな影響を与えていると言っても決して大げさではありません。

プレーを通じて人間性を知る・知ってもらう

これまで多くの選手を見てきましたが、今では選手の練習への取り組みや実際のプレーを見ているだけで、その選手の「人間性」が自然と見えてくるようになりました。そして、クラブにやってくる選手たちも意識的ではないとは思いますが、プレーを通じて互いに「人間性」を表現し合っているように見えます。

バレーボールをするということは、自分の「人間性」を表現するための手段とも言えると思うのです。

もしかすると、40人学級で1年間毎日を過ごすあまり会話をしないクラスメイトの「人間性」も、たった1回だけでも2時間の練習を共に取り組んだプレーヤーの「人間性」のほうが、より深く理解することができるのかもしれません。

プレーを通じて数秒で最高の共有体験ができる

なぜ、バレーボールを通じて短時間で他者の「人間性」に深く触れることができるのか?

この点について考えてみたいと思います。

バレーボールではよほどのことがない限り、長いラリーであってもたった数秒のうちに完了します。しかし、バレーボールのラリーは、それがほんの数秒であってもプレーヤーにとっては「至高体験」と言えます。

バレーボールは簡単に言えば、自コートにボールを落とさず、相手のコートにボールを落とす競技です。

自コートにボールが落ちないように献身的にブロック・レシーブをし、それをセッター(広義の意味:トスをあげる人全て)がスパイカーにできるだけ攻撃しやすいトスをあげ、スパイカーが前の2人が繋いだボールを相手コートに落とそうと全力で攻撃する。

こうしたプロセスをが連続するのがラリーだと言えます。

あのブロックがなければ。

あのレシーブがなければ。

あのトスがなければ。

あのスパイクがなければ。

チームの一つ一つのプレーが有機的に繋がって初めて「1点」を取ることができるのです。たった数秒のラリーの中で、チームメイトへの「感謝の気持ち」や「尊敬の気持ち」が次々と生まれていきます。1試合を戦え終えたときには、日常生活ではそうそう築くことができないような「信頼」が生まれていることも不思議ではないでしょう。

プレーを通して築いた信頼関係は長期に渡る

こうしてバレーボールを通じて生まれた信頼関係は長期に渡ります。

なぜなのか。

それは、バレーボールをしている最中に「利害関係」が立ち入る隙が一切ないためだと言えます。

特に大人であればあるほど、日常の生活・仕事の中で完全に「利害関係」を排除することは難しいものがあるように思います。子どもであっても、学校生活等の中で「利害関係」が発生してくることは多々あると思います。

ただプレーしているその瞬間瞬間は、あらゆる「利害関係」 から解放されます。

そうした「利害関係」から解放された状態において築かれる関係性は、本質的な信頼に基づいたものになるため、10年、20年といった長いスパンで続いていく信頼関係になると思います。

昔のチームメイトと長く会っていなくても、会えばすぐに昔と同じように時間を共有できるといった経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

コミュニケーションツールとしてのバレーボール

バレーボールをする限り、誰もが試合に勝ちたいと思っているのではないでしょうか。それは当然であり然るべきです。

しかし、絶対に忘れてはいけないことは、バレーボールで勝つことが目的ではなく、バレーボールはあくまでツールであるということです。

勝利だけが目的になってしまったときに、おかしなことがたくさん起こります。

しかし

バレーボールというツールを使って人と関わるんだ。人生における友人や仲間という財産を築いていくんだ。

こうした心持ちを忘れずに持ち続けることができれば、バレーボールは人生を豊かにしてくれる最高のツールになるのではないかと思うのです。

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