幼少時から海外生活すれば、簡単にバイリンガルになれるのか。

答えは、「No.

簡単には」なれません。いまの私はそう思います。

昨日、日本語補習校の授業を見学させていただく機会があり、その後に授業を担当された先生のお話を聞きました。

そこで見えてきたこと。それは、

語学習得のために、海外生活をしている子どもたちと保護者の方々は相当な努力を十数年に渡ってされているということ

バイリンガルやトライリンガルも当たり前

海外で生活する子どもたちはとにかく大変です。

生活している国の言語。お母さんの母語。お父さんの母語。さらに世界共通語の英語。

全てが一致しない場合は、クァドリンガル(4ヶ国語話す人)になることも。

私が見学した授業クラスには、親がドイツやスペイン、中国、日本と非常に国際色豊かなクラスでした。

各自の日本語レベルにも差があり、先生は2人制で手取り足取り、熱心に指導されていました。

外国語学習はやはり難しい

授業の中で特に印象的だったのが「擬態語」に関する説明。

「ゴシゴシ」とか「チョコンと」といった言葉をしごく丁寧に説明されていました。

擬態語は日本語特有のものでドイツ語などに存在しないということ。

デモンストレーションを交えながら、これらの擬態語をどのような場面で使うのかということ。

当然違う国の言葉ですから、全く同じように訳すことはできないわけです。これは子どもたちには難しい。。。

しかし、私は見ていて本当に興味深く、面白い授業でした。でも、子どもたちは必死です!

思考言語の獲得が重要になる

こうして先生の熱のこもった授業を見学させていただいた後、色々とお話を伺っていると大変興味深い話が。

「今日の生徒たち(小学4年生)は比較的、基軸となる言語ができているけれど、基軸となる言語がまだはっきりしていない幼児期の生徒への指導はさらに難しいのよ。」

この言葉を聞いて思ったのは

・基軸となる言語、自分自身で何かを考えるときに使う言語の力が「考える力」に直結しているということ

・幼児期にどの言語を思考言語にするかで、その子どもの思考はその選択された言語の文化的な背景等の影響を強く受けるということ

バイリンガルになるには

当たり前の結論になってはしまうけれども、今日考えた結論は以下の通り。

誰でもバイリンガルになるためには相当な努力の継続が必要(幼児期からバイリンガル教育をする場合は、親の継続的で献身的な努力が相当求められる)

授業見学をさせていただき、先生のお話を聞いてからは心からそう思いました。

貴重な学びをさせていただきありがとうございました。

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